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はじまり。

だーだ
 

2019年12月10日

「なんでブラジルなの?」

「キッカケはなんだったの!?」

いろんな方から、ブラジル野球への支援活動について質問をいただきます。

私自身も、あの経験がなかったら、ブラジルにこのような活動をしていなかったと今でも思っています。

 

全ての『はじまり』は、2016年リオ五輪

スポーツ関連事業会社を経営している私は、2020年の東京五輪で何かビジネスができないか、言ってしまえば、どうすれば2020年に「お金儲け」ができるかを視察してこよう!ということで、現地に旅立ちました。

 

オリンピック開催期間中ということで、渡航代も通常の2倍。

ビザ申請は必要なかったものの、地球の裏側へ行くには、片道30時間、体が大きい私にとって、エコノミークラスの座席は苦痛でしかなく、1週間でパパッと現地調査をして、絶対にお金に変えてやる!!という気持ちしかなかったです。

 

リオデジャネイロ到着。

 

現地では、少しでもインパクトを与えられるように、メディアの方々に取材してもらるように、「法被」の格好をして「うまい棒」を配ってました。

予想以上に海外からの反応もよく、私を見た人たちが、みんな「JAPAN!」とグーサインをくれるのです。

これは、1つのコミュニケーションツールとしてもいいなと感じながら、オリンピック会場を探索していました。

ブラジルっていい国だなーと感じていた1日目。

事件は2日目に起きました。

リオデジャネイロといえば、有名なビーチである「コパカバーナビーチ」があります。

そこではビーチバレー競技が行われていて、連日のように観光客から地元の方々のスポーツの場としても利用されています。

もちろん、マッスル器具も。

ブラジルの平均月収は5〜6万円。

貧富の差は激しく、リオ五輪開催前では、日本のメディアが「ファベーラ」という貧困街がとても危険。街を歩いていても携帯電話を奪われる。などと悪いニュースしか流していませんでした。

好奇心旺盛な私は、自分のこの目で見てみないと本当のことはわからない。と思っていたので、コパカバーナビーチから内陸に進むことに。

200mほど歩くと、街並みはがらりと変わり、観光名所を言われるような雰囲気は一切なくなりました。異臭がしたり、裸足で歩く子どもがいたり、フルーツを売ってる子どもがいたり。。。

なぜ、オリンピックが行われている会場のすぐ裏の街で、こんなにも貧富の差が激しいような街があるのか、なぜ子どもたちは、フルーツを売っているのか、

いろんな疑問がたくさん出て、「オリンピックのあり方」を考えさせられました。。。

開催することを考え、開催する街の人々の生活水準のことまでは考えていない。

そもそも観光名所で物価が高いからこそ、そこに住んでいる人たちは、裕福な生活はできない。

オリンピックが行われているのに、子どもたちは、その競技すら見ることができないし、テレビもないからどの国が勝ったのかも知らない。

そんな衝撃を受けた日、本当にこの活動をするキッカケとなった出会いがありました。

※次に続く

 

福田雄基(ふくだゆうき) 日本体育大学体育学部体育学科卒業 リオ五輪(2016年)で現地を訪問した際に、ブラジル野球の事情を知り、野球用具寄付活動を始める。 野球を通して世界中の子ども達を笑顔にするのが夢。

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