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きっかけ(出会い)

だーだ
 

2019年12月10日

この活動を始めるきっかけとなった衝撃の1日。

リオデジャネイロのコパカバーナビーチの街並みを観て、オリンピックのあり方について考えさせられた日、ある日本人の方との出会いがありました。

それは、ビーチ会場をあとにして、メイン会場へ移動した時に、当時のブラジル埼玉県人会の会長である尾崎さん(写真:右から2番目)との出会いです。

埼玉県人会ということで、私の出身高校が埼玉だったため、その話で盛り上がったのだが、なんと実家がものすごく近い。歩いても5分くらいで行けるくらい近くて、すぐに仲良くなったのを今でも覚えています。

話は戻して、尾崎さんにコパナバーナビーチで感じたことをありのまま話しました。

なぜ、オリンピック会場のすぐ裏の街で裸足で生活する子どもがいるんだ。

なぜ、ブラジルでオリンピックが行われているのに住んでいる人たちには、何もプラスになっていないのか。など、、、

尾崎さんの回答はこうだ。

「これが、ブラジルなんだ。」

「たしかに貧富の差は激しいからこそ、スポーツをやりたくてもできない子どもたちはいっぱいいる。道具がほしくても買えない。サッカーやりたい子は、新聞紙を丸めてやる。」など

私は、オリンピックが行われている街でも、スポーツができない子どもたちがたくさんいるという『事実』を知りました。

野球の話もしました。

なぜなら、高校時代に対戦したチームに、ブラジル日系人がいたからだ。

ブラジル人で野球をやる人がいることは知っていたけど、どんな風に行われているのかが知らなかった。

「ブラジル野球連盟があり、野球自体は大会があったり、やっている人もサンパウロに多くいる。」

「ただ、ブラジルにはグローブやボールが売っていない。」

この言葉に衝撃を受けました。

日本では「当たり前」のように野球道具が売っているし、嬉しいことに不自由なく野球を22歳までやらせてもらったので、「売っていない」ということが理解できませんでした。

そのとき、「東京五輪でお金を稼いでやろう」という邪心を持っていた自分が情けなく、みっともなく感じてしまい、どれだけいい環境で野球をやらせていたんだという両親に対する感謝の気持ちが多くなり、

何か野球を通して貢献する活動をしたい!!

という考えがうまれました。

幸いなことに、プロ野球選手はじめ、野球のつながりは多くあったので、野球用具の寄付はたくさん集えると思っていました。

だからこそ、時間をかけてでも行動して、ブラジルに野球支援をしたい!

グローブやボールがなくて、野球をやりたくてもできない子どもたちを、1人でも多く「笑顔」にしたい!!と思い、この活動を始めることを決意しました。

これが2016年のリオ五輪での「きっかけ」でした。

福田雄基(ふくだゆうき) 日本体育大学体育学部体育学科卒業 リオ五輪(2016年)で現地を訪問した際に、ブラジル野球の事情を知り、野球用具寄付活動を始める。 野球を通して世界中の子ども達を笑顔にするのが夢。

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